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リビア統一政府樹立、道険し 国家分裂状態 「イスラム国」の妨害も

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リビア統一政府樹立、道険し 国家分裂状態 「イスラム国」の妨害も

親政府派の爆撃で上がる黒煙=12月27日、ベンガジ(ロイター)

 【カイロ=大内清】国家分裂状態にあるリビアが、統一政府樹立に向けて動き始めている。並立する2つの政府を構成する議員らが12月17日にモロッコで国連仲介による政権移行案に署名し、国連安全保障理事会も23日、これを後押しする決議を採択した。しかし、両政府には国連主導の統一政府に反発する者も多く、2011年のカダフィ政権崩壊後から続く内戦状態を早期終結に導けるかは不透明だ。

 政権移行案は、大統領権限を持つ評議会が、2年後をめどとする議会選まで国政を担うなどとする計画が柱。同案には、国際的な承認を受ける東部トブルク政府と、イスラム勢力を中心に首都を掌握する西部トリポリ政府の議員らの約4割がそれぞれ署名した。

 リビアでは11年の内戦でカダフィ政権が崩壊した後、政治面では、いったんイスラム勢力が議会の多数派を握った。しかし、その後、これに反発する世俗的な勢力がトブルクに新政府を樹立。両政府は、軍の一部や、カダフィ政権崩壊後に武装解除せず軍閥化した各地の民兵組織とも連携し抗争を繰り返している。

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