産経ニュース

中国「二人っ子」開始、景気浮揚のはずが…若い夫婦「望まぬ」54%も 教育費高騰などで冷ややか

ニュース 国際

記事詳細

更新


中国「二人っ子」開始、景気浮揚のはずが…若い夫婦「望まぬ」54%も 教育費高騰などで冷ややか

 【上海=河崎真澄】少子高齢化への対策として「一人っ子政策」を廃止する中国で、すべての夫婦の間に生まれる「2人目」の子供が2016年1月1日から合法化される。ベビーブームが起きれば母子用品や教育関連市場が拡大し、経済成長を押し上げるとの期待感も出始めた。だが中国では若い夫も妻も、その大半が兄弟のいない環境で育った一人っ子の世代だ。第2子を望む家庭は当局の期待ほど多くはなさそうだ。

生産年齢人口の尻すぼみに危機感

 中国の人口ピラミッドをみると、1979年から厳しい罰則規定とともに始めた「一人っ子政策」の影響で、80年代以降に生まれた35歳以下は、尻すぼみの傾向にあることが分かる。

 中国が生産年齢人口とする15~65歳は2012年に9億4千万人と、初めて前年を割り込んだ。13年末には65歳以上が1億3千万人と人口の9・7%に。このままなら50年にこれが35%になるとの予測から、「豊かになる前に超高齢化社会が到来する」と、習近平指導部は危機感を強めた。

「ニュース」のランキング