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【岸田外相訪韓】訪日視野に対日関係改善を急ぐ朴槿恵政権 限られた時間の中で…

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【岸田外相訪韓】
訪日視野に対日関係改善を急ぐ朴槿恵政権 限られた時間の中で…

11月2日、会談に笑顔で臨む安倍首相(左)と韓国の朴槿恵大統領=ソウルの青瓦台(代表撮影・共同)

 【ソウル=名村隆寛】韓国の朴槿恵(パク・クネ)政権が日本との関係改善を急いでいる。朴大統領が自ら口にした「慰安婦問題の年内妥結」はもちろんのこと、狙いは来年に予定される訪日に向けての環境づくりのようだ。しかし、日韓双方の“歴史認識”が絡む日程の問題などがあり、韓国政府にとっての時間は限られている。

 韓国では今月後半に入り、日本への「政治的配慮」をうかがわせる裁判が続いた。産経新聞の加藤達也前ソウル支局長への無罪判決(22日付で確定)と日韓請求権協定の「違憲」を主張する訴えを憲法裁判所が却下したことだ。

 加藤前支局長に対する判決では、韓国外務省が善処を求める日本側への配慮を裁判所に要請した。憲法裁の判断の前には尹炳世(ユン・ビョンセ)外相がソウル市内での討論会で「賢明な判断を期待している」と発言した。憲法裁の判断に韓国政府の意向が実際に反映されたかどうかは推測の域を出ないが、「なんらかの影響が及んだ」との見方が韓国国内では支配的だ。ただ、いずれも三権分立の原則に抵触するとの意見がある。

 政権発足から間もなく3年。あれほど、日本に対して強硬で、嫌悪の表情さえ見せていた朴政権が、がらりと変わったかの観がある。その狙いについて、ソウルの日韓外交筋は「懸案とする慰安婦問題の早期解決もあるが、朴大統領の訪日が念頭にあることは確実だ」と断言する。

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