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ロシアがクルド人に接近、トルコはタタール人で対抗「敵の敵は味方」?

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ロシアがクルド人に接近、トルコはタタール人で対抗「敵の敵は味方」?

24日、トルコ南東部のディヤルバクルで、クルド人部隊と衝突するトルコ警察の特殊部隊員ら(ロイター)

 【モスクワ=遠藤良介】ロシアとトルコが、それぞれ相手国と対立関係にある少数民族と手を組み、にらみ合う構図が生まれている。ラブロフ露外相はこのほど、トルコの少数民族クルド人系の左派野党、人民民主党(HDP)のデミルタシュ共同党首とモスクワで会談し、トルコによる露軍機撃墜を非難するなど密接な関係を誇示。一方のトルコはウクライナ南部クリミア半島の先住民族、クリミア・タタール人を媒介に同国と接近し、来年前半にも自由貿易協定(FTA)が締結される見通しだ。

 ロシアとトルコの関係は11月24日の露軍機撃墜で急激に悪化し、ロシアはトルコに経済制裁を発動している。トルコ第2野党のHDPは、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)掃討作戦に乗じ、トルコがシリアのクルド人勢力を攻撃しているとして、政権を批判してきた。

 ラブロフ外相は今月24日のデミルタシュ氏との会談で、ロシアはISとの戦闘でクルド人と緊密に協力する方針だと表明。トルコのクルド人武装勢力に近いとしてHDPを敵視するエルドアン同国政権は、デミルタシュ氏の撃墜批判を「背信行為だ」と指弾した。

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