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米原油輸出解禁でシェア争奪戦火ぶた ロシア牽制も世界市場への影響は限定的?

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米原油輸出解禁でシェア争奪戦火ぶた ロシア牽制も世界市場への影響は限定的?

 【ワシントン=小雲規生】米国が原油輸出の解禁に踏み切ったことで、石油輸出国機構(OPEC)など既存の輸出国との市場シェア争奪戦が激しくなりそうだ。シェールオイルの開発で在庫が積み上がっている米国の生産者にとって新たな市場が開けることは朗報で、今後の価格動向によっては長期的な増産につながる可能性がある。ただ、米国産原油の輸出急増には懐疑的な見方が強く、短期的な影響は限定的との指摘も多い。

 「すでに激しいシェア争いをしているOPECやロシアにとっては問題をはらんだ決定だろう」。米国の市場関係者は米メディアの取材に対し、米国の原油輸出解禁は輸出国間の競争を過熱させると分析した。

 現在の原油市場は米国でのシェールオイルの開発やOPECの減産見送りの結果、供給過剰状態が続き、米国産原油の価格は6年10カ月ぶりの安値水準にある。原油安は米国の開発企業やOPECなどの産油国の収益を削っているが、それぞれが減産でライバルにシェアを奪われることを警戒し、我慢比べが続く。

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