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【編集日誌】判例として尊重を 本紙前ソウル支局長無罪

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【編集日誌】
判例として尊重を 本紙前ソウル支局長無罪

 加藤達也前ソウル支局長に無罪が言い渡され、同僚ならなおのことですが、同じ報道に携わる人たちも一様に安堵(あんど)したことと思います。韓国の検察が強気で在宅起訴に踏み切る一方、韓国の裁判所の良識はどうか。公判の進展を伝える中で常に意識せざるをえませんでした。

 発端から異例ずくめで、判決公判に至っては、結論は後回しで判決文読み上げに3時間もかかるとは予想外でした。その間、裁判長の言葉がいくつか伝わってきましたが、判決がどうなるかは予断できず、紙面編集の作業も見通しがはっきりしないまま苦慮しました。

 しかし、当事者の苦労を思えば、たいしたことではありません。外交に影響を与え、国際社会にも波紋が広がった裁判。韓国のみならず、「言論の自由」を理解するための判例として尊重されるよう願います。(編集長 蔭山実)

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