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女性兵士を戦闘部隊へ配属 来年1月から米国防総省が規制撤廃「女性除外する余裕ない」 

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女性兵士を戦闘部隊へ配属 来年1月から米国防総省が規制撤廃「女性除外する余裕ない」 

米陸軍の戦闘訓練や登山訓練に参加する2人の女性兵士。2人は女性兵士として初めての陸軍のレンジャー課程を突破した(ロイター)

 【ワシントン=青木伸行】カーター米国防長官は3日、米軍における女性兵士の配属制限を来年1月から撤廃し、戦闘任務に当たる陸軍歩兵、砲兵、機甲部隊など全職種に配置すると発表した。

 国防総省は1994年、男女の体力差などを理由に戦闘任務に当たる歩兵、砲兵、機甲部隊などへの女性の配属を禁じることを規定。2013年以降、女性兵士への“門戸開放”を進めているが、カーター氏は「歩兵、偵察、特殊部隊などでいまだに女性に門戸が閉ざされている」とし、全面開放に踏み切った。

 米軍には約20万人の女性兵士が従事しており、全体のおよそ15%に当たる。

 カーター氏は「国防長官の就任時に、『未来の米軍』を構築することを約束した」と指摘。「米国の人口の約半分は女性で、国防という任務を成し遂げるうえで、女性の能力と技能を除外する余裕はない」と述べた。

 陸軍は今年、最も過酷なレンジャー課程に女性兵士を参加させ、2人が突破。カーター氏は「先駆者であり、未来の米軍を主導する存在だ」と称えていた。

 戦闘任務への女性兵士の「登用」については、海兵隊は戦闘能力の低下を招くとし撤廃に反対していたが、カーター氏は「例外はない」と述べ、海兵隊の要求に応じなかったことも明らかにした。

 今回の措置についてオバマ大統領は「歴史的な前進であり、軍をさらに強くするだろう」と評価した。

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