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英の中国傾斜ここまで…「影の財相」が議会で毛沢東語録掲げ、「ここから学ぶべき」と痛烈皮肉

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英の中国傾斜ここまで…「影の財相」が議会で毛沢東語録掲げ、「ここから学ぶべき」と痛烈皮肉

英議会で赤い冊子を手に「毛沢東語録」を引用する労働党のマクドネル議員=11月25日、ロンドン(ロイター)

 【ロンドン=内藤泰朗】英議会で11月25日、政府予算への質問に立った英最大野党、労働党の「影の財務相」、マクドネル議員が「毛沢東語録」を引用し、英資産の中国売却に動く政府を批判するという前代未聞の国会質疑が行われた。毛語録まで議会発言で飛び出すほど進む英国の中国傾斜に波紋が広がっている。

 マクドネル氏は上着のポケットから赤い小冊子を取り出し、経済についての一節を朗読。中国への迎合路線に転換した与党・保守党のオズボーン財務相に冊子を投げて贈り、「(財務相は)ここから学ぶべきだ」と皮肉った。

 冊子を手にした財務相はヤジや冷笑が響き渡る中、共産主義を信奉する強硬左派のコービン党首ら労働党指導部をあざ笑うように、「問題は、労働党指導部の半分に再教育が必要なことだ」と切り返し、議場は爆笑に包まれた。

 マクドネル氏はこの“事件”について、「注目を集めるためのパフォーマンスで冗談だった」と弁解。だが、「洗脳教育のための本を民主主義の議場に持ち込むとは見識を疑う」「恐怖の象徴だった独裁者礼賛本を引用する姿を見て、背筋に悪寒が走った」との批判が噴出している。

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