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【中台首脳会談】習主席、台湾提案に「ゼロ回答」 主導権ガッチリ…“アメとムチ”政策強める

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【中台首脳会談】
習主席、台湾提案に「ゼロ回答」 主導権ガッチリ…“アメとムチ”政策強める

7日、シンガポールのシャングリラホテルで、会談の冒頭、握手する中国の習近平国家主席(右)と台湾の馬英九総統(AP)

 【シンガポール=矢板明夫】習近平氏と馬英九氏の中台トップ会談で、中国は最も確認したかった「一つの中国」についての言質を台湾側から引き出したが、台湾側が提案した「台湾向けのミサイルの撤去」などの具体的に事項について、中国側はほとんど回答しなかった。

 台湾側が「対等な立場」と繰り返し強調した会談は、ほぼ中国ペースで進められたといえる。

 この日の会談で、習氏は台湾独立志向の民進党を批判した。その上で、中台の統一問題について「歴史に対し、民族に対し、責任ある態度で正しい選択をすべきだ」とも述べた。あたかも馬氏に説教したかのようだった。

 中国は2000年ごろから、台湾民衆の反中感情が高まるのを警戒し、経済、文化分野を中心に交流を進めてきたが、政治的分野については介入してこなかった。しかし今回、中台トップ会談が実現したことで、習政権はこれまでの政策を改め、台湾への統一工作を加速するとみられる。

 中国側が今回の会談の成果を生かすためには、引退後の馬氏の台湾における影響力を温存することが必要だ。今後、台湾の親中国勢力に対し利権を配分するといった形で懐柔し、独立勢力に対し経済的な制裁を加えるなど“アメとムチ”政策をますます鮮明化していくとみられる。

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