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【中台首脳会談】歴史的会談は会場費も食事代も「割り勘」 互いのメンツ配慮 呼称も「さん」付けで対等演出

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【中台首脳会談】
歴史的会談は会場費も食事代も「割り勘」 互いのメンツ配慮 呼称も「さん」付けで対等演出

6日、シンガポールに到着した中国の習近平国家主席と彭麗媛夫人(新華社=共同)

 中国国務院台湾事務弁公室の張志軍主任(閣僚級)は「会談後、両岸の指導者は晩餐を共にする」と述べるだけで費用については言及していないが、中国共産党機関紙、人民日報傘下の国際情報紙、環球時報(電子版)は、香港メディアを引用し、「習馬会の期間、両岸(中台)の指導者は夕食でAA制を実行する」と報じた。

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 「AA制」は日本語の「割り勘」を意味する。その語源には諸説ある。中国のポータルサイト「百度」によると、「代数平均」を意味する英語「Algebraic Average」の略という説と、役割を分担すると意訳される「Acting Appointment」の略という説がある。

 香港では「All Apart(全てを分ける)」の略と言われている。「A」がアルファベットの最初の文字であることから、「AA」は「最上位」の2人の対等な関係を表わすという説もある。

 “メンツ”を重んずる中国では会食の際、ホスト役や地位が高い人、年長者が支払いをするのが慣習となっている。友人同士でも順番におごるのが普通。飲食店でも「オレが払う」「いや、オレが払う」と張り合う姿がよく見かけられる。若い世代では広がりつつあるというが、未だに「AA制」が浸透しているとは言い難い。

 こうした慣習に、今回の中台首脳会談では「さん」づけで呼び合うとわざわざ公表したことを加味すると、「AA制」には「対等な関係」をアピールする狙いがうかがえる。

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