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「“焼いてしまえ”とヒトラーにホロコーストを助言したのはパレスチナ人」 ネタニヤフ・イスラエル首相発言が物議

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「“焼いてしまえ”とヒトラーにホロコーストを助言したのはパレスチナ人」 ネタニヤフ・イスラエル首相発言が物議

21日、ベルリンで記者会見するイスラエルのネタニヤフ首相(ゲッティ=共同)

 【カイロ=大内清】イスラエルのネタニヤフ首相が、第二次大戦中のナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)は、ヒトラーに面会したパレスチナ人の宗教指導者が進言したために起きたものだったと発言し、物議をかもしている。

 イスラエルからの報道によると、ネタニヤフ氏は20日、ユダヤ人団体の会合で講演し、1941年にパレスチナ人宗教指導者と面会したヒトラーは当時、「ユダヤ人を皆殺しにする意思はなく、追い出したいだけだった」と主張。しかし、宗教指導者がヒトラーにユダヤ人追放策のデメリットを説明し、「焼いてしまえ」と助言した-と指摘した。

 この発言の直後からネット上などでは、「不正確で、ヒトラーの責任を軽視する発言だ」との批判が続出。パレスチナ自治政府のアッバス議長は、発言は「歴史がいかにゆがめられ、利用されるかを示すものだ」と非難した。

 これに対しネタニヤフ氏は21日、「ヒトラーを免罪する意図はなかった」と釈明したが、一方で「(ユダヤ人を虐殺するよう)ヒトラーを促した宗教指導者の役割も無視することはできない」とも強調した。

 ヒトラーは宗教指導者との面会前の39年、世界大戦の勃発と「欧州のユダヤ人種の絶滅」に言及した演説を行っている。

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