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【蔡英文氏訪日ルポ】台湾・次期総統に最も近い女性のプレ外遊は「ホームラン!」 でも安倍首相との“接触”は「捕風捉影」

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【蔡英文氏訪日ルポ】
台湾・次期総統に最も近い女性のプレ外遊は「ホームラン!」 でも安倍首相との“接触”は「捕風捉影」

6日、都内のホテルで開かれた歓迎会で、台湾をモチーフにしたゆるキャラ「タイワンダー」に記念品を渡す民進党の蔡英文主席(田中靖人撮影)

 その晩、都内の居酒屋で同行記者団との懇談に臨んだ蔡氏は冒頭の挨拶で、自ら「あなたたちが関心を持っていることは、捕風捉影(風を捕まえ影を捉える=根拠のないことの例え)だ」と述べた。蔡氏はその後、アルコールには手を付けなかったものの上機嫌で記者団と語らい、日本人記者らの卓にも回ってきて「ここの日本料理はおいしい?」などと語りかける気遣いを見せた。

評価は「ホームラン」

 訪日最終日の9日も、蔡氏は積極的に活動した。昼過ぎには、内閣府がある中央合同庁舎8号館に蔡氏を乗せたとみられる車列が入る映像が、同行記者団の間で広まり始めた。台湾当局の関係者ですら、日本の政府機関に立ち入ることは表向きはない。野党党首が日本の政府機関で高官と会談するのは異例中の異例だ。

 この日の公開日程は午後2時からの自民党本部表敬だけ。民主党と同じく冒頭の代表取材だけだったが、細田博之幹事長代行らとの会談を終え、党本部1階で取材に応じた蔡氏への質問は、内閣府訪問に関心が集まった。

 蔡氏は、「関係者と会談した」と間接的に内閣府入りを認め、アジア太平洋地域の経済統合や安全保障問題について話したと説明したものの、「会談相手は大臣以上か」との質問には「答えられない」と述べるにとどめた。

 自民党訪問を終えた蔡氏はいったんホテルに戻った後、同日夕、羽田空港から帰路に着いた。台北の松山空港で取材に応じた蔡氏は「日本訪問は非常に順調かつ豊富な日程だった。外交の成果は全ての台湾人と共有したい」と満足げに語った。常々、蔡氏に批判的な中国時報の翌日の朝刊は、訪日の成果を「ホームラン」と評価した。

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