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ミャンマー総選挙 政治に目覚めた少数民族政党、連立のカギ握る

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ミャンマー総選挙 政治に目覚めた少数民族政党、連立のカギ握る

ヤンゴン市内で有権者に投票方法を説明する国民民主連盟(NLD)のスタッフ=6日

 2011年の民政移管後初となる11月8日のミャンマー総選挙まで1カ月を切った。前回総選挙をボイコットしたアウン・サン・スー・チー氏率いる野党、国民民主連盟(NLD)の躍進が予想されるが、軍系の与党、連邦団結発展党(USDP)から政権を奪取できるかは、同じく議席増が見込まれる少数民族政党がカギを握る。政治に目覚め始めた地方都市の現状を報告する。(ミャンマー西部シットウェ 吉村英輝)

 ミャンマー連邦選挙管理委員会は13日、総選挙の延期を主要政党に打診したとの情報も一時流れたが、その後、当初日程通りに実施すると発表した。選管は延期理由に今夏の洪水被害を挙げ、NLDは延期に反対で、USDPは賛成したとの情報も流れた。

 NLDは都市部で人気が高いのに対し、西部ラカイン州の州都シットウェで圧倒的支持を集めるのはアラカン国民党(ANP)だ。同国で4%を占めるラカイン族のための政治を掲げる。多くの地方で、ANPのように民族主義色を強める少数政党が勢いを伸ばしている。

 党本部で取材に応じたANPのエイ・ヌ・セイ副議長は、「(ラカイン州内の)予想得票率は95%」と言い切った。同州で増えるイスラム教徒の少数民族ロヒンギャの多くが投票権を失ったことも、有利に働くとみる。

 「ロヒンギャは国境を接するバングラデシュからの不法移民だ。国内に135存在する少数民族ではない。にもかかわらず前回総選挙では投票権が与えられ、市民権付与をちらつかせたUSDPに投票した」

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