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シベリア抑留資料、東寺百合文書 世界記憶遺産に登録

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シベリア抑留資料、東寺百合文書 世界記憶遺産に登録

「東寺百合文書」=京都市左京区の京都府立総合資料館(志儀駒貴撮影)

 

 国連教育科学文化機関(本部・パリ、ユネスコ)は9日(日本時間10日未明)、世界記憶遺産に、日本が申請した大戦後のシベリア抑留の関連資料と国宝「東寺百合文書(ひゃくごうもんじょ)」の2件を登録したと発表した。この2件は「歴史的に貴重な資料」と公式に認められ、保存されたデジタルデータが一般公開されることになる。日本の記憶遺産はこれまで登録済みの3件を含め計5件となった。

 シベリア抑留資料は舞鶴港に引き揚げた人々の手記などで、舞鶴引揚記念館(京都府舞鶴市)が所蔵する570点。ヒット曲「岸壁の母」のモデル、端野いせさん(故人)が息子に宛てた手紙や、抑留者がシラカバの皮に心情をつづった「白樺(しらかば)日誌」も含まれる。

 東寺百合文書は、京都市の東寺に伝えられてきた奈良から江戸時代の約2万5千通に及ぶ寺院運営に関する古文書。足利義満の直筆や織田信長の印が入った文書もある。

 登録審査は2年に1度。9月に国内候補として選定された外交官の杉原千畝(ちうね)氏の資料(杉原リスト、所在地・岐阜県)と日本最古の石碑を含む「上野三碑(こうずけさんぴ)」(群馬県)の2件は2017年夏ごろに審査を受ける見通し。

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