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【緯度経度】歴史好き韓国人 「19世紀回顧」が盛んなワケ ソウル・黒田勝弘

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【緯度経度】
歴史好き韓国人 「19世紀回顧」が盛んなワケ ソウル・黒田勝弘

 韓国の亡国の背景には、当時の覇権国家・英国のロシア封じ込め策があった。英国は東アジアでその役割を日本に託した。この情勢に鈍感だった韓国は日本を牽制(けんせい)しようとロシアを引き込む「親露拒日」策を進めたため、日本は親露派の中心だった王妃(閔妃)を暗殺し、日露戦争でロシアを追い出し韓国を支配した。

 現在は英国を米国、ロシアを中国とすれば分かりやすい。米国が中国封じ込めで日本との同盟関係を強化しようとしているとき、韓国は「親中反日」路線で行こうとしている。これで大丈夫か? 亡国の二の舞いにならないか?というのだ(『未来韓国』9月2~15日号の特集「露日戦争、今日の教訓」から)。

 一方、進歩派はこうだ。野党系の左派紙『ハンギョレ新聞』(7月16日)は朴大統領の訪中前から「明成皇后(閔妃)と朴槿恵」と題する論評で19世紀を回顧している。

 論評は「両者とも列強の間で民族の生存に責任を背負った運命にある」としながら「朴大統領も明成皇后の失敗の道を歩んでいるようだ」と現状を批判。閔妃についてはコトあるごとに清(中国)の軍隊を引き入れ勢力を維持しようとしたが、朴大統領は米国に依存し過ぎ軍事演習で中国を刺激していると批判している。

 この論評が言いたいことは、変動する東アジア情勢の中で、いつまでも米韓同盟にしがみつき対北強硬策ばかりやってていいのか?というわけだ。

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