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【中国スポーツこぼれ話】サッカー大国掲げる習近平主席 弾圧下のウイグル族が救世主になるかも…身体能力は欧州レベル

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【中国スポーツこぼれ話】
サッカー大国掲げる習近平主席 弾圧下のウイグル族が救世主になるかも…身体能力は欧州レベル

中国のサッカー強化を目指す習近平国家主席=8月22日、北京(ロイター)

 サッカー強化を“国策”に掲げる中国で、習近平政権による締め付けに苦しむウイグル族が救世主となる可能性が出ている。新疆ウイグル自治区の地元政府はグラウンド整備などの支援に乗り出しているが、サッカーを愛国心の高揚や社会の安定につなげようという思惑も見え隠れする。(北京 川越一)

少数民族の身体能力は優れている

 中国国営新華社通信は8月、同自治区の中心都市、ウルムチとカシュガルで調査した結果、ウイグル族など少数民族の子供たちの身体能力がサッカー選手に適していると報じた。

 同自治区教育庁体育衛生芸術所の幹部が、同通信に対し、こう明かしている。

 「新疆の各民族の青少年はサッカーをする上で先天的に優れている。特にウイグル族、カザフ族、モンゴル族などの少数民族の青少年は、最大酸素摂取量や低酸素運動能力、(酸素を運ぶ)ヘモグロビンの量や反応時間など、主要な遺伝資質の指数が欧米諸国に近い。中東や中央アジアの青少年の指数とレベルが同じだ」-。

 同自治区体育局の劉毅副局長に至っては、「ウイグル族とカザフ族の青少年の低酸素運動能力は欧州人ととても似ている。いってみれば、米国の黒人がバスケットボールをするのと一緒だ」と主張。因果関係は曖昧だが、米プロバスケットボールNBAで、多くのアフリカ系米国人が活躍する状況になぞらえた。

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