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【北朝鮮情勢】北朝鮮、核とミサイルで挑発 米の敵視政策転換の思惑か

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【北朝鮮情勢】
北朝鮮、核とミサイルで挑発 米の敵視政策転換の思惑か

8月に撮影された北朝鮮・寧辺の黒鉛減速炉の衛星写真。車両の動きが捉えられ、プルトニウムを抽出する再処理作業の準備などの可能性が指摘されていた(エアバス・ディフェンス・アンド・スペース/38ノース提供・共同)

 【ソウル=藤本欣也】北朝鮮の金(キム)正恩(ジョンウン)政権が核開発と長距離弾道ミサイル発射をちらつかせて、国際社会を揺さぶり始めた。10月10日の朝鮮労働党創建70周年に合わせて国威を発揚する狙いのほか、米国や中国などを牽制(けんせい)し譲歩を引き出す思惑があるとみられる。

 北朝鮮の原子力研究院長は15日、朝鮮中央通信を通じて「経済と核武力を建設する並進路線により、ウラン濃縮施設をはじめ寧辺(ヨンビョン)にある全ての核施設と黒鉛減速炉(原子炉)の用途が調節・変更、再整備されて正常稼働を始めた」と明らかにした。

 北朝鮮は2013年4月、停止していた黒鉛減速炉を再稼働させると表明。拡張された新たなウラン濃縮施設の稼働開始なども韓国メディアが報じていた。

 原子力研究院長は「各種核兵器の質量の水準を絶えず高め、核抑止力の信頼性をあらゆる面で担保するための研究と生産」を進化させているとも指摘。「米国と敵対勢力の敵視政策」に対し、「いつでも核の雷声で応える万端の準備ができている」と強調した。

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