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台湾でデング熱拡大、昨年の2倍 当局警戒 「9月末までに発症数をコントロールしたい」

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台湾でデング熱拡大、昨年の2倍 当局警戒 「9月末までに発症数をコントロールしたい」

 【台北=田中靖人】台湾でデング熱の感染が急速に拡大し、衛生当局が警戒を強めている。9日までの累積感染者数は、深刻な流行となった昨年同期の約2倍に達した。衛生福利部(厚生省に相当)は、流行の中心地、南部・台南市に対策本部を設置し、消毒などの対応を強化している。

 同部疾病管理署によると、5月から9日までの感染者数は6872人。8日までの死者は疑い例を含め31人、重篤な患者は41人となっている。9月に入り新たに約3千人が感染。感染者は、ほぼ全土で確認されている。

 特に深刻な台南市は、感染者が6千人超と全体の9割近くを占める。昨年の年間感染者176人と比べ爆発的な感染拡大で、地元メディアは観光にも影響が出ていると指摘している。降水量が例年に比べ多く、デング熱を媒介する蚊が増えたことが原因という。

 台湾では2010年以降、約600~1500人で推移していた感染者が昨年、南部・高雄市を中心に約1万5000人と大流行し、29人が死亡した。患者数が最も増えるのは10、11月とされ、疾病管理署は「9月末までには発症数をコントロールしたい」としている。

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