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【抗日70年行事】航空機事故防止に“桃太郎作戦” サルを使って鳥の巣撤去、ハヤブサやイヌも動員

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【抗日70年行事】
航空機事故防止に“桃太郎作戦” サルを使って鳥の巣撤去、ハヤブサやイヌも動員

軍事パレードを前に、北京の天安門前で行進する人民解放軍の兵士。後方は人民大会堂=3日(共同)

 【北京=川越一】3日北京で実施の抗日戦争勝利70年の記念行事には200機近い航空機が参加するが、飛行の安全を確保するために、中国人民解放軍は“世界初”の奇策を遂行していた。

 中国紙、新京報などによると、北京ではこの季節、多くのひな鳥が巣立ちの時期を迎えている。特に北京郊外の空軍飛行場周辺には、400種類以上、中国全土の鳥類の3分の1に当たる数が生息しているという。

 航空機事故の原因となっているのが、鳥が航空機のエンジンに吸い込まれるバードストライクだ。同紙によると、軍には「駆鳥隊」なる部隊が存在。日々、効果的な鳥の駆除方法を模索してきた。

 「鳥の駆除にかかるプレッシャーは特別に大きい」と吐露する駆鳥隊が昨年4月、確信のないまま飼い始めたのが3匹のアカゲザルだった。木登り上手のサルに、木の上の鳥の巣を除去させるという試みだ。

 隊員は約3カ月間、サルに鳥の巣の除去を教え込んだ。これも「軍事機密」なのか、訓練方法は明らかにされていない。しかし、訓練を受けたサルは、隊員の号令を受けると、一目散に木の上に登り、鳥の巣から小枝を抜いて揺すり、巣を撤去するようになった。その際、サルは現場に鳥が嫌う「臭い」を残すため、鳥が同じ場所に巣を作ることはないという。

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