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「韓国だけを除外」 三菱の米中などへの謝罪、和解方針につのる不満 

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「韓国だけを除外」 三菱の米中などへの謝罪、和解方針につのる不満 

三菱マテリアル本社が入るビル=4月、東京都千代田区

 【ソウル=名村隆寛】三菱マテリアルが第二次大戦中に労働を強いられた元米軍捕虜に続き、中国人にも謝罪を表明し和解する方針を示したことについて、日韓請求権協定(1965年)により徴用工問題が解決済みであるはずの韓国で、「韓国だけを除外している」と不満がくすぶっている。

 三菱マテリアルは今月19日、米ロサンゼルスで同社役員が元米軍捕虜の男性に会い、日本国内の銅山や鉱山などで強制労働をさせたとして直接謝罪した。

 このニュースに韓国では、メディアや戦後補償を求める市民団体が敏感に反応。「米軍捕虜にだけ謝罪し、韓国や中国は無視している。(捕虜の強制労働があった)英国やオランダ、豪州にも謝罪すべきだ」(韓国紙)と三菱マテリアルの対応を批判した。

 ところが、中国人に謝罪し、基金のかたちで補償金が支払われる方針に加え、韓国メディアが列挙していた英国やオランダ、豪州への謝罪の意向が明らかとなった。韓国では「三菱は唯一、韓国人だけを(謝罪と補償から)除いたことで批判されている。世界的企業にふさわしくないことだ」(中央日報)と“蚊帳の外”に置かれたとし、不満をつのらせている。「三菱製品不買運動」を呼びかける市民団体もあった。

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