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韓国、3年ぶりに盗難仏像返還 対日関係修復狙う? 残る一体 “人質”でもなかろうに…

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韓国、3年ぶりに盗難仏像返還 対日関係修復狙う? 残る一体 “人質”でもなかろうに…

海神神社の国指定重要文化財「銅造如来立像」

 この仏像は統一新羅時代のもので、盗難後、釜山港を経て韓国に持ち込まれた。当初は一部で「文化財の奪還」の象徴とされたが、韓国国内では「盗みは盗みだ」として、日本への返還を促す意見もあった。この3年の間にすでに窃盗の実行犯ら6人の有罪が確定している。

 韓国では返還について、表立った異論は出ていない。ただ、菅義偉官房長官が15日に「盗難にあったものを返還するのは当然のことだ」と語った言葉のうち「当然」という部分が強調され報じられたほかは、反応は極めて静かだ。

 韓国メディアでは「(仏像の日本への)搬出の経路は明らかでない。壬辰倭乱(文禄・慶長の役)の時期に略奪された可能性があるが、正常な交流のうちに(日本に)渡った可能性もある」(朝鮮日報)と「日本が奪った」との当初の主張はあいまいにされている。“バツの悪さ”かどうかは分からない。とにかく、何事もなかったかのように、驚くほど速やかに返還の作業は行われたようだ。

 仏像は韓国当局が確保したあと、韓国文化財研究所の倉庫で、長らく文化財として「接近禁止」と記した札が貼られ、保管されていた。日本政府関係者によると、仏像はあくまでも宗教上の信仰の対象であり、「日本への返還後は丁重に扱われ、海神神社に戻される見通し」だという。

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