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【ギリシャ危機】ギリシャ、再建法案を可決 ユーロ圏、11兆円支援 交渉開始を原則決定

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【ギリシャ危機】
ギリシャ、再建法案を可決 ユーロ圏、11兆円支援 交渉開始を原則決定

 【アテネ=内藤泰朗、ベルリン=宮下日出男】ギリシャ国会(定数300)は16日未明(日本時間同日朝)、本会議で約8時間におよぶ審議を終え、欧州連合(EU)側が金融支援再開の条件としていた財政再建策の関連法案を賛成多数で可決した。これにより、EU側による最大860億ユーロ(約11兆6千億円)の支援が実現する可能性が高まった。ギリシャの財政破綻やユーロ圏離脱といった最悪の事態は、ひとまず回避されることになった。

 ユーロ圏財務相は16日に開いた電話会合で、金融支援の交渉を始めることを原則決定。EUも同日、ギリシャの直近の資金需要に充てる70億ユーロの短期支援策で原則合意した。

 法案は、付加価値税(VAT、日本の消費税に相当)増税などの税制改革や、早期退職の制限などの年金制度改革などが柱。

 本会議では、チプラス首相が「ギリシャをユーロ圏から追い出すというEUの脅しが真実だと思うなら、法案を支持してほしい」と呼びかけた。採決ではチプラス首相率いる与党・急進左派連合(SYRIZA)から造反者が出たが、財政破綻を回避するため与党への協力を表明した主要3野党が支持に回り、法案は賛成229で可決された。

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