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【ウイークリーワールド】グルジア大洪水で動物園から肉食獣が大量脱走 うろつくトラやライオン ついに犠牲者も

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【ウイークリーワールド】
グルジア大洪水で動物園から肉食獣が大量脱走 うろつくトラやライオン ついに犠牲者も

 特殊部隊は麻酔銃で動物たちを眠らせるよう指示を受けていた。しかし、「獰猛(どうもう)だったために、射殺する以外、他に手段がなかった」のだという。

 大洪水で九死に一生を得て、動物園から逃げ出した動物たちも、生きながらえることはなかった。警察は他にも一頭のライオン、6匹のオオカミも射殺したことを発表したのである。

 洪水から一週間が経過した。行方不明の動物たちはまだ残っていたが、動物園側はほぼ諦めていた。しかし、突然の知らせが隣国、アゼルバイジャンとの国境付近からもたらされた。

 脱出した8羽のアフリカペンギンのうち1羽だけ行方不明になっていたが、その1羽が国境沿いの橋の上をピョコピョコ歩いていたのである。

 橋の近くにあるガソリンスタンドの従業員が見つけ、ペンギンにトビリシ動物園のタグがつけられていることから、動物園側に連絡した。このアフリカペンギンはトビリシからアゼルバイジャン側につながる川をつたって、一週間で約60キロ泳いだとみられている。

 そうして、アフリカペンギンはトビリシ動物園に帰ってきた。飼育員たちは喜んで出迎えた。

 7月1日、人も動物の命も奪った大悲劇から、最初の吉報がもたられた。洪水で唯一生き残った母親のシカが園内で子ジカを産んだのである。

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