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【米・キューバ国交交渉】グアンタナモ返還、改めて焦点に

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【米・キューバ国交交渉】
グアンタナモ返還、改めて焦点に

1日、キューバ・ハバナの米国利益代表部へビザ申請に訪れた市民ら(AP)

 1898年に米西戦争に勝利し、スペインの植民地化にあったキューバを占領下に置いた米国は、1902年の独立を認めるにあたり、さまざまな条件を付けた。その一つが、グアンタナモ湾内の土地の租借と海軍基地の建設で、翌年の条約で具体化された。

 キューバ政府が返還を要求しているのは「領土」であり、「主権の問題」であるからにほかならない。

 一方、オバマ大統領は、2001年の米中枢同時テロ以降、テロ容疑者を収容している基地内の収容所の閉鎖を公約している。「過酷な尋問」が発覚したのが契機で、収容者の第三国への移送を進めている。

 だが、受け入れ先は限定され、なお百人以上が拘留されているのが実情だ。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の台頭という情勢変化や、釈放された容疑者の多くがテロ活動に復帰していることから、共和党では閉鎖反対論が強まってもいる。

 こうした状況からオバマ政権は返還には応じがたく、何よりグアンタナモ湾が、米国東部とパナマ運河を結ぶ戦略上の「要衝」であるという要因が大きい。

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