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ギリシャ政権“ユーロ圏離脱”の危険な賭けに 国民の不安高まる 

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ギリシャ政権“ユーロ圏離脱”の危険な賭けに 国民の不安高まる 

 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)による金融支援をめぐり、ギリシャのチプラス政権は28日、国民投票を強行する構えを示した。支援協議で窮地に立つ政権は「民意」を盾に打開を図る狙いだが、ユーロ圏離脱に至りかねない“危険な賭け”に国民の間で不安が高まっている。

 「ユーロ圏にとどまれるのか、国家の運命がかかっている」。27日午後に始まった国会審議で、最大野党、新民主主義党の党首、サマラス前首相は国民投票がはらむ危険性を訴え、反対を表明した。

 チプラス首相はこれに対し、「ユーロ圏離脱を問うものではない」と反論。あくまでEUが求める財政再建策への賛否が焦点で、国民投票は各地で緊縮策への反発が残る欧州全体のためでもあると主張した。

 チプラス政権は今年1月に財政緊縮策への反対を掲げ、「欧州を変える」と訴えて誕生した。だが、EU側との支援をめぐる協議で譲歩を迫られ続け、支持者や連立与党内からの反発に直面。財政も危機的状況に陥り、国民投票の決断は窮余の策だった。

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