産経ニュース

【米同性婚容認】広がる理解が司法判断を後押し 根強い反対も

ニュース 国際

記事詳細

更新

【米同性婚容認】
広がる理解が司法判断を後押し 根強い反対も

26日の米最高裁判決に対し、同性婚反対派は「1人の男に1人の女」とアピールした(ロイター)

 【ワシントン=小雲規生】米連邦最高裁判所が同性婚を憲法上の権利と認めた背景には、全米で広がる同性婚への理解がある。最近の世論調査では米国人の6割が同性婚を認めるべきだとの立場をとっており、約20年で2倍以上に増えている。ただし保守層の間では同性婚を認めないとする立場も根強く、今回の判決で双方の間の溝が埋められたわけではない。

 「今日の判決は同性愛者の愛も異性愛者の愛と同じだという、多くの人がすでに知っていることを確認するものだ」。原告の一人、ジェームズ・オーバーガフェル氏は、支持者が集まった最高裁前で語った。

 最高裁が同性婚に関する判断を翻した理由には世論の変化が挙げられる。米調査会社ギャラップによると今年5月の時点で、「同性婚を認めるべきだ」とする回答は全体の60%で、1996年5月の27%の2倍以上。2013年5月との比較でも7ポイント増えた。

 判決はかつては異人種間の結婚が違法とされたこともあったことに触れ、「結婚の歴史は継続とともに変化の歴史でもあった」と指摘。さらに同性婚禁止は自然で正しいものとされてきたが、「こうした考えが結婚に関する基本的人権の理解と食い違っていることは今や明らかだ」とした。

このニュースの写真

  • 広がる理解が司法判断を後押し 根強い反対も

「ニュース」のランキング