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【世界遺産問題】韓国外相が独に外交攻勢 「議長国として積極的役割を」 独外相は妥協促す

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【世界遺産問題】
韓国外相が独に外交攻勢 「議長国として積極的役割を」 独外相は妥協促す

 【ベルリン=宮下日出男、ソウル=藤本欣也】「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録に反対する韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相は12日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会の議長国・ドイツのシュタインマイヤー外相とベルリンで会談した。韓国の聯合ニュースによると、尹外相は登録に反対する韓国の立場を主張し、議長国として積極的な役割を果たすよう求めた。韓国は国会議員団による委員国への訪問など、委員会の開催を前に外交攻勢を強めている。

 聯合ニュースによると、シュタインマイヤー外相は尹外相に対し、「世界遺産条約の精神と趣旨に沿う方向で日韓の合意が導き出されることを期待する」と語り、日韓両国の協議で妥協を模索するよう促した。

 日韓両政府は5月22日と今月9日に当局間協議を開催。韓国は、強制徴用された朝鮮半島出身者が一部の登録対象施設で働かされたと、歴史問題を絡めて登録に反対、対象施設の説明に強制徴用の歴史を反映させることなどを求めた。

 これに対し日本側は、遺産の対象年次が「1850年代から1910年」であり、徴用の時代とは異なると指摘し、議論は平行線をたどっている。

 尹外相は引き続き、世界遺産委員会の副議長国の一つであるクロアチアも訪問。13日に外相会談を行い登録反対を働きかける。

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