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南シナ海で米中の緊張高まる 人工島建設で対中牽制強化 「次の段階」で米軍が12カイリ進入も

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南シナ海で米中の緊張高まる 人工島建設で対中牽制強化 「次の段階」で米軍が12カイリ進入も

 【ワシントン=青木伸行】ラッセル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は21日の記者会見で、中国が南シナ海のスプラトリー(南沙)諸島で建設している人工島の周辺で、米軍による「警戒・監視活動を継続する」と強調し、中国を牽(けん)制(せい)した。

 ラッセル氏は人工島の周辺は「国際海・空域であり、航行の自由の権利を行使する」と述べた。米CNNテレビの取材班を乗せた米軍のP8対潜哨戒機が20日に、周辺空域を飛行した際、中国軍機が「即時退去」を要求している。

 一方、国防総省のウォーレン報道部長は、人工島の「領海」を意味する12カイリ(約22キロ)以内にはなお、米軍の偵察機と艦船を進入させていないとした上で、米軍機などの進入は「次の段階だ」と述べた。同氏は「まったく決まっていない」と指摘し、当面は12カイリの外側で警戒・監視活動を継続するとみられる。

 ウォーレン氏はまた、中国軍機がP8対潜哨戒機に退去を要求した際に、「『防空識別圏』については言わず、『軍事区域』とか呼んでいた。これは(国際的に)認知されている用語ではない」と説明した。

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