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宣戦布告せず、非正規軍で攻める「ハイブリッド戦争」の増加を警告 英戦略研が報告書で

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宣戦布告せず、非正規軍で攻める「ハイブリッド戦争」の増加を警告 英戦略研が報告書で

 【ロンドン=内藤泰朗】英国の有力シンクタンク国際戦略研究所(IISS)は、世界の紛争について分析した報告書の新シリーズ「アームド・コンフリクト・サーベイ2015」を発表した。世界の紛争の数はこの十数年で減少したが、「ハイブリッド戦争」と呼ばれる手法や、イスラム教における進化したグローバルな聖戦(ジハード)の懸念が拡大していると警告した。

 報告書は、世界の紛争は2001年に約70件あったのに対し、14年には40件に減ったとしながらも、「中国をはじめとする東アジアなどの新興諸国が軍事費に多額の資金を投じて国家間の軍事的な対立の緊張を高めている」と指摘した。

 そのうえで、ロシアが昨年、宣戦布告をせずにウクライナのクリミア半島に非正規軍を送り込んで制圧し、併合した手法を「ハイブリッド戦争」と規定した。ロシアは、ウクライナ東部の親露派を支援している疑いが強く、混とんとした情勢が長期化している。

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