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台湾・与党、異常事態 来年1月の総統選へ国民党有力者出馬表明ゼロ 16日に予備選候補締め切り 

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台湾・与党、異常事態 来年1月の総統選へ国民党有力者出馬表明ゼロ 16日に予備選候補締め切り 

王金平氏(田中靖人撮影)

 【台北=田中靖人】台湾の与党、国民党の王金平立法院長(74)=国会議長に相当=は15日、来年1月の総統選に出馬しない意向を表明した。党内予備選の事実上の締め切りは16日で、国民党は前日になっても出馬を表明した有力者が誰もいないという異常事態に陥った。朱立倫主席(53)は不出馬を表明してきたが、16日に「党と個人の計画」を発表するとしており、改めて注目が集まっている。

 王氏は立法院内で記者会見し、「努力不足で、(総統候補の)大任を担えると皆さんに信じさせることができなかった」と声明を読み上げ、頭を下げた。報道によると、家族の反対に加え、不仲が伝えられる馬英九総統や朱主席の出馬を求める立法委員(国会議員)らが王氏の出馬を快く思っておらず、党全体の支持が得られないと判断したとみられる。

 王氏は野党、民主進歩党の票田である南部・高雄の出身で、野党にも配慮する議事運営で知られる。総統候補になれば国民党の基礎票に加えて南部の票や中間票が期待でき、民進党候補の蔡英文主席(58)と互角の戦いに持ち込めるとみられていた。今週中に出馬を表明するとの観測があったが、民進党の支援を受けて当選した台北市の柯文哲市長との会談予定が事前にリークされて憶測を呼び、国民党内から反発の声が上がるなどしていた。

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