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中露首脳、歴史観めぐり共同歩調 対独・対日の「共闘」確認

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中露首脳、歴史観めぐり共同歩調 対独・対日の「共闘」確認

8日、モスクワのクレムリンで、会談に際し握手するロシアのプーチン大統領(左)と中国の習近平国家主席(ロイター)

 【モスクワ=遠藤良介】ロシアのプーチン大統領は8日、モスクワで9日に予定される「対ドイツ戦勝70周年式典」に合わせて訪露した中国の習近平国家主席と会談した。両首脳は「ファシズムや軍国主義と共闘した」と「戦勝国」の立場を強調した。

 首脳会談の冒頭、プーチン氏は「ソ連と中国は第二次世界大戦で最も被害を受けた」と述べ、中露間の良好な関係を強調。習氏も「中露はファシズム、軍国主義と一緒に戦った。両国民にはこの時期、戦闘による強固な友情が形成された」などと応じた。

 両首脳は会談を受け、「戦略的互恵関係」の深化を盛り込んだ共同声明に署名。対日史観に言及する可能性もある。

 米欧主要国の首脳が軒並み式典を欠席する中、習氏は事実上の主賓として迎えられた。プーチン、習両氏は今年、少なくとも5度の首脳会談を行うとみられ、北京で9月に予定される「抗日戦争勝利70年」の式典にはプーチン氏が出席する意向を示している。

 両首脳は、ロシアが主導する「ユーラシア経済連合」と、中国が提唱する新シルクロード経済圏構想の連携推進をはじめ、経済関係強化でも合意する見通しだ。報道によると、習氏の滞在中、両国の政府や企業の間では、ロシアでの高速鉄道建設や資源開発など、経済分野を中心に約40の合意文書が締結される。

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