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イスラエル国会選挙 ネタニヤフ氏、薄氷の連立成立 右派・極右中心政権

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イスラエル国会選挙 ネタニヤフ氏、薄氷の連立成立 右派・極右中心政権

イスラエル議会に出席したネタニヤフ首相(中央)。6日夜、かろうじて過半数を握る連立協議に合意した=4日(ロイター)

 【カイロ=大内清】イスラエルからの報道によると、3月のイスラエル国会(定数120)選挙で勝利して連立協議を行っていた右派リクードのネタニヤフ首相は6日夜、極右「ユダヤの家」と連立で合意し、すでに連立参加を決めた中道新党クラヌや宗教政党2党と合わせて61議席を確保した。近く国会承認を経て、ネタニヤフ氏にとっては4期目の連立政権が発足する。現地メディアは、連立がかろうじて過半数を確保したに過ぎないことから、ネタニヤフ氏の政権運営は不安定なものとなる可能性が高いと伝えている。

 新政権は、核開発を続けるイランへの強硬姿勢を維持する見込みで、イラン核問題での最終合意を目指すオバマ米政権とは冷え込んだ関係が続きそうだ。

 また、ネタニヤフ氏自身が選挙戦でパレスチナとの「2国家共存」を否定したとも受け取れる発言をしていることや、将来のパレスチナ国家の領土に想定されるヨルダン川西岸などの一部併合を主張するユダヤの家が連立政権に参加したことで、頓挫しているパレスチナとの和平交渉は再開がいっそう困難となった。

 フランス公共ラジオによると、パレスチナ自治政府の交渉責任者アリカット氏は7日、ネタニヤフ氏が今後も西岸などでのユダヤ人入植地建設を推進するだろうとの見通しを示し、右派・極右を中心とする新政権への警戒感をあらわにした。

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