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【英総選挙2015】「オズの魔法使い」は奇跡を起こせるか? 再選狙う保守党の選挙プロたち 

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【英総選挙2015】
「オズの魔法使い」は奇跡を起こせるか? 再選狙う保守党の選挙プロたち 

英バーミンガムで昨年9月に開かれた保守党党大会で、同党幹部と歩くリントン・クロスビー氏(中央左)とジム・メッシーナ氏(同右)(写真撮影:David Hartley/REX)

 【ロンドン=内藤泰朗】7日に投開票が迫った英総選挙は、依頼された候補や陣営を勝たせることをビジネスとする欧米の選挙アドバイザーたちの主戦場となっている。与党・保守党が「オズの魔法使い」の異名をもつオーストラリア人を雇えば、政権奪還を目指す労働党は、オバマ米大統領の選挙戦で首席アドバイザーを務めた人物と契約を交わした。「選挙のプロ」たちも胸突き八丁を迎えている。

 「オズの魔法使い」と呼ばれ保守党で腕を振るっているのは、オーストラリア人のリントン・クロスビー氏(58)だ。2008年のロンドン市長選で強敵の現職を破り、金髪でボサボサ頭のジョンソン下院議員(当時)=保守=を当選に導き、「名物市長」の誕生に貢献した。

 12年のジョンソン市長の選挙戦でも再選を勝ち取り、同年11月から保守党の選挙アドバイザーに就任。以来、保守党全体の選挙戦を統括している。

 「軍事作戦のように選挙を戦う」。関係者がそう語るように、世論調査は自らの会社で実施。重要選挙区を10区画に分け、各区に配置した“スパイ”が情報収集に当たる。朝5時から電子メールで指示を飛ばし、情勢に応じて戦術を変えながら選挙戦を繰り広げる。

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