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「古代史でも日本が歪曲」韓国首相、中学校教科書の「任那(みまな)日本府」記述を批判

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「古代史でも日本が歪曲」韓国首相、中学校教科書の「任那(みまな)日本府」記述を批判

9日、ソウルで日韓の古代史について話す韓国の李完九首相(聯合=共同)

 【ソウル=名村隆寛】日本の文化庁がホームページで朝鮮半島由来の文化財について「任那(みまな)時代」と表記したり、6日に検定合格した中学校教科書に「任那日本府」が記載されたりしているとして、任那の存在を否定する韓国で「古代史でも日本が歪曲(わいきょく)」(韓国紙)との非難が起きている。

 9日には李完九(イ・ワング)首相が、「事実に基づかない歴史歪曲をしてはならない。真実を隠すことはできず、厳しい歴史の評価を受けるだろう」と批判した。

 任那は日本書紀にも登場し、4~6世紀に朝鮮半島南部にあり、倭(大和朝廷)の勢力圏だったとされる。中国吉林省にある好太王(広開土王)の碑文にも倭とともに任那の存在をうかがわせる文字がある。

 旧日本軍による好太王碑文の“改竄説”があり、日本では一時期、任那存在説は後退。しかし、2006年に中国社会科学院の研究者の発表により、改竄説は否定された。

 このため、日本では最近任那存在説が強くなっているのだが、韓国では06年以前の日本の専門家による「根拠がない」との説などを持ち出し、否定を継続。今回はこれに首相まで乗り出した形だ。

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