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【駐韓米大使襲撃】事件から1週間の韓国 反テロデモに支援公演、犬肉のお見舞い…「やりすぎでは」と自戒の声も

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【駐韓米大使襲撃】
事件から1週間の韓国 反テロデモに支援公演、犬肉のお見舞い…「やりすぎでは」と自戒の声も

取り押さえられる、リッパート駐韓米国大使を襲ったキム・ギジョン容疑者(下)=5日、ソウル(聯合=共同)

 さらには、大使の入院翌日に、高齢の韓国人男性が病院を訪れ、体力回復に効果があるといわれる犬肉とワカメを持って病院を訪れたという。大使は愛犬家との話もあるのだが…。

■気まずさも、いつの間にやら

 これら大使の回復を願う市民の行動は、純粋な気持ちからなされたものだろう。ただ、事件の衝撃が、ソウルの街角ではいつの間にか“お祭り”まがいのものになってしまった感もある。さすがに韓国でも、「やり過ぎではないか」という意見がメディアを中心に出ている。

 一般市民だけではない。入院中のリッパート大使のもとには、朴大統領や李完九(イ・ワング)首相はともかく、与野党の代表ら政界関係者らが続々と見舞いに訪れた。しかも、少なくない人数を引き連れて。韓国ならではの“思いやり”や“親切”なのかもしれないが、80針も縫う大けがをした人の回復を願うなら、「もう少し安静にさせてあげても良いのでは…」との声もあった。

 リッパート大使は10日に退院した。退院の際、病院で記者会見した大使は、韓国政府や政界、見舞いのメッセージを寄せた韓国国民らに感謝の言葉を伝え、「米韓の同盟、友好関係を今後も発展させるよう努力する」と語った。また、「雨降って地固まる」と発言。大使のこの言葉は韓国社会を感動させるとともに、ホッとさせた。

 「事件後のリッパート大使の立ち居振る舞いは、外交官として立派なものだ」(ソウルの外交筋)と大使の度量の大きさに感心する声は多く、韓国は大使の度量に救われたと言ってもいい。

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