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「アイリス・チャン記念公園」を造成、サンノゼ市議会が承認 『ザ・レイプ・オブ・南京』の著者

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「アイリス・チャン記念公園」を造成、サンノゼ市議会が承認 『ザ・レイプ・オブ・南京』の著者

 【ロサンゼルス=中村将】日本の歴史家や学者らから、誇張表現や誤りを指摘された「ザ・レイプ・オブ・南京」の著者として知られる中国系米国人ジャーナリスト、アイリス・チャン氏の名を冠した公園が、米カリフォルニア州サンノゼ市に造成されることが分かった。

 市は公園を造成するに当たり、地域や国、国際社会で多大な貢献をするなどした人物の名前を付けると発表。昨年11月の市公園委員会の公聴会でチャン氏の名前が家族らから提案され、今年2月24日の市議会で名称を「アイリス・チャン記念公園」とすることが全会一致で承認された。チャン氏は生前、サンノゼ市民だった。

 1997年に出版された「ザ・レイプ・オブ・南京」では、南京事件について「日本軍は南京で30万の市民を虐殺、2万~8万人の婦女子を乱暴した」などと記され、「日本軍の残虐さ」を印象づけたが、出版当初から事実誤認や無関係の写真の掲載がいくつも指摘された。

 それにもかかわらず、カリフォルニア州に拠点を置く中国系の反日団体「世界抗日戦争史実維護連合会(抗日連合会)」が大々的な宣伝、販売活動を展開し、米メディアから高い評価を受けた。

 チャン氏は2004年11月、自宅近くの路上に止めた乗用車の中で死亡しているのがみつかり、警察は拳銃自殺と断定。公園の命名が市議会公聴会で提案されたのは、ちょうど死後10年を迎えたころだった。抗日連合会や、中国系の州議員の市側への働きかけを指摘する声があがっている。

 公園の面積は約5エーカー(約2万235平方メートル)で、テニスコートやバスケットボールコート、遊戯スペースなどが設置される計画で、来年に着工される。

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