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ミサイル防衛で苦悩の朴槿恵政権 二股外交の限界露呈も 安保…米、経済…中国

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ミサイル防衛で苦悩の朴槿恵政権 二股外交の限界露呈も 安保…米、経済…中国

THAAD迎撃の仕組み

 【ソウル=藤本欣也】韓国の朴槿恵(パク・クネ)政権がミサイル防衛(MD)をめぐり対応に苦慮している。MD強化論者とされるカーター米国防長官が就任し、今後、最新鋭の迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備に向けて動き出す可能性が出てきた。その一方で配備に強く反対しているのが中国である。同盟国・米国はもちろん、最大貿易相手国・中国にも配慮する必要がある朴政権の“二股外交”の限界が露呈しかねない状況だ。

 「(北朝鮮に対する)ミサイル防衛システムを大幅に強化する」。韓国紙、東亜日報はカーター新国防長官の就任前の発言を紹介し、THAADの韓国配備に関する論議が本格化するとの見通しを示した。

 THAADの韓国配備について韓国政府は「米国の決定も米国からの要請もない」(韓民求=ハン・ミング=国防相)との立場だ。米国防総省のカービー報道官が今月10日、THAADに関し「韓国側と協議している」と言及した際も、韓国政府は「米韓間で協議していない」と火消しに回り、結局、カービー報道官も発言を撤回した。

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