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中国との「係争地」と首都結ぶ初の直行列車運転 インド

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中国との「係争地」と首都結ぶ初の直行列車運転 インド

インド列車イタナガル

 【ニューデリー=岩田智雄】インド北東部のアルナチャルプラデシュ州と首都ニューデリーを結ぶ初の直行列車が州創立記念日の20日、州都イタナガル近郊の駅を出発した。同州はインドが実効支配しているものの、中国も領有権を主張している。インドとしては実効支配を誇示し、中国を牽制(けんせい)する狙いがある。

 モディ首相は、イタナガルで行われた記念日の式典に出席し、「貧弱な連結性が北東部の開発の遅れの最大の原因だ。この事業が連結性の向上に貢献するだろう」と述べて、北東部の開発に力を入れる考えを強調した。

 列車は急行で、約38時間半かけて2100キロ余りを走り、週1回往復する。アルナチャルプラデシュ州は大半の地域が山間部で、飛行機の定期便は就航していない。今回、州内の線路が整備され、直行列車の運行が可能になった。隣接のアッサム州グワハティとの間を結ぶ列車も運行する。

 インド政府は、アルナチャルプラデシュ州内に新たな道路や監視施設を建設することも決めている。

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