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【経済インサイド】「日本車キラー面影なし」 韓国「現代自動車」を八方塞がりに追い込む“無駄遣い体質”や“強すぎる労働組合”

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【経済インサイド】
「日本車キラー面影なし」 韓国「現代自動車」を八方塞がりに追い込む“無駄遣い体質”や“強すぎる労働組合”

 現代自は昨年、約100階建ての本社建設のため、10兆ウォン(約1兆円)をかけ、ソウルの一等地を購入することを決めた。市場の想定を上回る提示額だったことで、株価は下落、「無駄遣い」と批判を浴びた。

 環境技術にしても、米国では燃費の誇大表示問題で、当局と1億ドル(約120億円)の制裁金支払いで合意したばかり。

 今月12日から開幕したデトロイトモーターショーで主力車「ソナタ」の新型HVをお披露目したが、信頼回復は道半ばだ。

 14年の米国の新車販売では“ライバル”と位置付けるトヨタやGMが前年比で5%以上の伸びを記録する中、現代自(起亜自動車除く)は0.7%増の72万5718台にとどまった。

ウォン高直撃、業績低空飛行

 業績は低空飛行を続けている。昨年7~9月期の営業利益は前年同期比18.0%減の大幅減益で、2四半期連続のマイナスになった。国内生産の割合が大きく、輸出比率が高いため、ウォン高が進んだことで採算が悪化。さらに、韓国国内で労働組合がストライキを行ったことも業績の押し下げ要因になった。

 「注意したいのは、近年米国での販売が鈍化していること」。日本総研の向山英彦上席主任研究員は昨年11月のリポートで現代自の課題をこう指摘した。

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