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米全州で同性婚は認められるか 連邦最高裁、審理へ 6月にも歴史的判決

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米全州で同性婚は認められるか 連邦最高裁、審理へ 6月にも歴史的判決

16日、米ミシガン州で同性婚について会見したカップル。米最高裁の判断を注目している(AP)

 【ワシントン=小雲規生】米連邦最高裁判所は16日、同性婚を禁止する州法の合憲性をめぐる裁判を審理すると発表した。昨年11月にオハイオ州シンシナティの連邦高等裁判所がミシガン州など4州の同性婚禁止法を支持した裁判を取り上げる。最高裁は6月末までに判決を下すとみられており、州ごとに判断が異なっている同性婚を全州で認めるかどうかを問う歴史的な判決になる。

 裁判では差別を禁じた憲法の条項が州に対して同性婚を認定するように求めていると解釈できるかどうかが争点となる。また州によって同性婚への判断が異なる場合、個別の州で認められた同性婚を、同性婚を禁じている別の州が認定せねばならないかどうかも争われる。

 同性婚をめぐっては最高裁が2013年6月、税制などでの優遇措置を異性間の婚姻関係のみに認める連邦政府の「結婚防衛法」に違憲判決を下した。一方で最高裁は同性婚を認めるかどうかの判断は州に委ねており、一部の州で同性婚を禁止する法律が存続している。このため同性婚支持派からも反対派からも最高裁の最終的な判断を求める声が出ていた。

 米ニューヨーク・タイムズ(電子版)は判決の見通しについて「ほとんどの識者が最高裁は同性婚をすべての州で憲法上の権利だと認める判決を下すとみている」と論評。同時に「最高裁は同性婚について慎重な態度をとってきた」とも指摘しており、判決の行方は不透明だ。

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