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【本紙前ソウル支局長公判】「報道の自由、人道的な問題だ」日韓外務次官協議で斎木次官

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【本紙前ソウル支局長公判】
「報道の自由、人道的な問題だ」日韓外務次官協議で斎木次官

会談を前に握手する斎木昭隆外務事務次官(左)と韓国の趙太庸外務第1次官=29日、ソウルの韓国外務省(共同)

 【ソウル=名村隆寛】外務省の斎木昭隆事務次官は29日、訪韓してソウルの韓国外務省を訪れ、趙太庸(チョ・テヨン)第1次官と日韓国交正常化50年となる来年に向けて日韓両国の懸案を協議した。

 斎木次官は、産経新聞の加藤達也前ソウル支局長が朴槿恵(パク・クネ)大統領の名誉を毀損(きそん)したとして起訴された問題に言及。「表現、報道の自由に関わる問題として日本政府は重視している。(出国禁止措置など)人道的な問題だ」と述べ、配慮や対応を要請した。

 慰安婦問題については韓国側が、問題解決に向けた日本の努力を要求。これに対し、斎木次官は「法的な問題ではなく心の問題だ」と日本政府の従来の立場を示し、理解を求めた。

 一方、斎木次官が乗った車が韓国外務省に入ろうとした際、市民団体に進入を妨害された。団体メンバーら約30人は抗議のプラカードを車のフロントガラスに押しつけたり、入り口の門にもたれかかったうえ地面に寝転んだりした。このため車はいったん在韓国日本大使館に引き返し、協議開始は予定より大幅に遅れた。この件で大使館は韓国外務省に抗議し、同省側は斎木氏に遺憾の意を伝えたという。

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