産経ニュース

「第2のイラク化」懸念も 米軍、アフガンから戦闘部隊を撤退

ニュース 国際

記事詳細

更新


「第2のイラク化」懸念も 米軍、アフガンから戦闘部隊を撤退

 【ワシントン=加納宏幸】米国史上最長の戦争となったアフガニスタンでの戦闘任務が、年内に完了する。イラク、アフガンという「2つの戦争」の終結を掲げてきたオバマ大統領には大きな節目だが、イスラム原理主義勢力タリバンは撤退後を見据えて攻勢を強めている。イラクでは撤退後にイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が台頭し、米軍は新たな空爆開始を余儀なくされた。アフガンが「第2のイラク」となる可能性も指摘される。

 オバマ大統領は20日の国民向けビデオ演説で「13年以上にわたった戦闘任務は2週間以内に完了する。戦争は責任ある終結を迎えることになる」と宣言。2009年に自ら約3万3千人の増派を決断し、最大10万人を投入した「オバマの戦争」が最終局面にあることに胸を張った。

 2001年9月11日の米中枢同時テロを受け、ブッシュ政権下の米国などは約1カ月後の10月からアフガンで国際テロ組織アルカーイダやタリバンとの戦いを始めた。

 オバマ大統領は14年末までに戦闘部隊を撤退させると明言。今年5月には(1)戦闘任務を年末までに完了し、駐留米軍を9800人に縮小(2)15年末までに約5千人に半減(3)16年末までに首都カブールの大使館を警護する一部要員を除いて全面撤退-との行程表を発表した。

「ニュース」のランキング