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スペイン王女、脱税で公判へ 最大4年の禁錮刑の可能性

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スペイン王女、脱税で公判へ 最大4年の禁錮刑の可能性

 【ベルリン=宮下日出男】スペインからの報道によると、同国裁判所の予審判事は22日、国王フェリペ6世の姉、クリスティーナ王女(49)とその夫の公金横領疑惑に絡み、脱税の罪で王女に対する公判を開く方針を決めた。欧米メディアによると、1970年代の同国の立憲君主制復活後、王室の一員が公判で裁かれるのは初めて。

 夫のウルダンガリン氏はかつて運営していた非営利団体(NPO)のスポーツイベントのため、自治体から集めた公金数百億ユーロを横領した疑い。資金流用には、王女とウルダンガリン氏が共同所有する会社が使われていたとされる。

 裁判所は同日、王女のほか、ウルダンガリン氏ら16人の訴追も決定した。王女は「従犯」として公判を受けるとも伝えられるが、有罪の場合、最大4年の禁錮刑を受ける。王女は今年2月、裁判所に出頭し、尋問で不正を否定している。

 スペイン王室では近年、スキャンダルが相次ぎ、今年6月には前国王フアン・カルロス1世が退位。フェリペ6世の下で信頼回復に努めているが、今回の決定が王室の威信にさらなる影響を与える可能性がある。

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