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【白人警官不起訴】「息ができない」「撃つな」1万人が米議会に向けデモ、黒人死亡事件に抗議

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【白人警官不起訴】
「息ができない」「撃つな」1万人が米議会に向けデモ、黒人死亡事件に抗議

13日、黒人死亡事件に抗議するためワシントンで開かれた大規模デモ(加納宏幸撮影)

 【ワシントン=加納宏幸】全米で白人警官が黒人住民を死亡させる事件が相次いでいることに抗議する大規模デモが13日、首都ワシントンの中心部で行われた。1万人近くがホワイトハウス近くの広場から米議会に向けて行進し、米政府や議会に人種による偏見や差別の撤廃を求めた。被害者の家族も加わった。

 参加者は、ニューヨークで白人警官に首を絞められて死亡した黒人男性が最後に口にした「息ができない」という言葉や、「両手を上げた、撃つな」「正義がなければ平和はない」というかけ声を上げながら平和的に行進した。

 米中西部ミズーリ州ファーガソンで8月、白人警官に射殺された黒人少年、マイケル・ブラウンさん(18)の母親は「すごい人波。後押ししてくれてありがとう」と述べた。ニューヨークで7月に首を絞められて死亡したエリック・ガーナーさん(43)の母親は政府や議会に参加者の声に耳を傾けるよう訴え、「次は祝福するために来たい」と語った。

 デモを組織した黒人運動指導者のシャープトン師はニューヨークやファーガソンで警官が不起訴となったことについての不当さを訴え、地元の検察官ではなく連邦の検察官が捜査する立法を求めた。

 参加者はバスで全米各地から駆けつけた。

 白人でオハイオ州の元教員、ジョエット・ウェーバーさん(64)は「法の下で平等に扱われていないことが悲しくて参加した。オバマ米大統領は誠実だが、この問題でもっと行動してほしい」と訴えた。メリーランド州職員の黒人女性(47)は「肌の色で息子が警官からひどく扱われた。人種に関わる政府の政策は不十分だ」と訴えた。

 抗議デモは13日、ニューヨークやボストンなどでも行われた。

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