産経ニュース

シー・シェパード創設者 今夏にフランスへ逃亡 ICPO手配 反捕鯨国、逮捕を拒否か

ニュース 国際

記事詳細

更新


シー・シェパード創設者 今夏にフランスへ逃亡 ICPO手配 反捕鯨国、逮捕を拒否か

 南極海の調査捕鯨妨害をめぐり、国際刑事警察機構(ICPO)が国際指名手配している反捕鯨団体シー・シェパード(SS)の創設者、ポール・ワトソン容疑者(64)が今夏からフランスに滞在していることが11日、複数の日本政府関係者への取材で分かった。2012年7月に身柄を拘束されたドイツから国外逃亡し、13年10月からはSSの本部がある米国に滞在していた。潜伏先をフランスに移したとみられる。

 SSフランス支部によると、ワトソン容疑者は今月13日にパリで行われる寄付金集めのイベントに出席する。容疑者はこれまで、安倍晋三首相に宛てて「日本に鯨を捕獲する権利はない」との公開書簡を作成したほか、和歌山県太地町のイルカ漁妨害を呼びかけるなど、日本を標的にした活動を主導している。

 傷害と威力業務妨害の疑いで逮捕状を用意している日本政府は、ワトソン容疑者の入国を許可した米政府に対し身柄拘束を要請していた。日本政府関係者は「米国当局の働きかけにより、ワトソン容疑者は米国から追い出されたようだ」と話している。

 ICPOはドイツから逃亡したワトソン容疑者の国際手配書を、身柄の拘束と引き渡しを求める「赤手配書」に格上げして加盟国に通知している。しかし、捕鯨問題をめぐり日本と対立するフランスは事実上、身柄拘束を拒否しているとみられる。

「ニュース」のランキング