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SF?「犯罪予知」ソフト独警察が実験 「人権侵害」懸念も

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SF?「犯罪予知」ソフト独警察が実験 「人権侵害」懸念も

犯罪者制圧の訓練を公開したベルリン警察の特殊部隊。犯罪予測ソフトが導入されれば、犯罪捜査も劇的に変化する(ロイター)

 ドイツのベルリン警察が、これから犯罪が起こる可能性が高い時間や場所を予測するコンピューターソフトの導入を検討していると、複数の欧州メディアが3日までに伝えた。ソフトは超能力者の予知によって殺人事件がゼロとなった未来を描いた米ヒットSF映画「マイノリティ・リポート」(2002年)に着想を得て開発され、現在、実証実験が行われている。米国や英国でも導入の動きがあり、犯罪件数を劇的に減らすことができると期待されている。だが、映画の主人公が陰謀によって殺人を犯すと予知され、追われる身となったように、人権侵害を招く恐れがあり、市民団体などは強い懸念を示している。

過去の事例を収集、分析

 英紙デーリー・メールやフランス通信(AFP)などによると、ソフトを開発したのは民間の「パターンに基づく予測技術研究所」で、「Precobs(プリコブス)」と名付けられた。「事前犯罪予防監視システム」の頭文字をとったものだが、「マイノリティ・リポート」に登場する3人の予知能力者の名称である「プリコグ(precog)」を意図的に取り入れた。

 過去の空き巣や強盗といった犯罪の発生場所と時間の膨大な情報をデータベース化。プリコブスの分析によって類似犯罪がいつ、どこで、どのように発生するかの犯罪パターンを示唆するという。

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