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【鼓動2014】中国「ハッカー育成学校」経営危機 米紙報道で最大スポンサー「軍」から見捨てられ

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【鼓動2014】
中国「ハッカー育成学校」経営危機 米紙報道で最大スポンサー「軍」から見捨てられ

「ハッカー育成基地」と呼ばれた藍翔高級技工学校の入り口

 中国山東省にある専門学校は4年前、「中国軍と関係が深く、米企業へのサイバー攻撃の発信源となっている」と米主要紙で報じられ、注目を集めた。この学校が今、経営の危機にひんしているとの報道が中国で相次いでいる。同校に何があったのか。現地で実情を探った。(中国山東省済南市 矢板明夫、写真も)

 済南市中心部から車で30分も走ると、専門学校「藍翔高級技工学校」の施設群に行き着いた。総面積は70万平方メートル以上と総合大学にも匹敵する規模だ。

 最盛時には3万人以上の学生がいたが、今はその半分ほど。全寮制で校則が厳しく、ある教師は「うちの学校に入ることは、軍隊に入隊したのと同じだ。厳しくしないと子どもは成長しない」と語った。

 1300台のコンピューターを備えた大教室があるが、施錠されてほとんど使われていないという。「コンピューターを勉強しても就職口が少ないから学生が減った」と関係者は話す。

     ◇

 2010年2月、米紙ニューヨーク・タイムズが米政府高官の話として、米企業へのサイバー攻撃はこの専門学校が発信源だとし、「軍のためにコンピューター関連の人材を育成している」などと伝えた。「ハッカー育成基地」と表現した米メディアもあった。

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