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【アジアの目】
タイのプラユット暫定政権、タクシン色カラー排除に躍起
来年はタイとミャンマーで両国の将来を決める重要な選挙が行われる。ミャンマーは民政移管後に行われる初の総選挙。タイは今年5月のクーデターで実権を握った軍政から民政への復帰をかけた選挙となる。ミャンマーでは政府と与野党の話し合いが行われたが、タイでは政府がタクシン氏支持派の排斥を強め、双方の対立は深まっている。
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タイのプラユット暫定政権は今年5月のクーデター後、インラック前首相の兄で、国外逃亡中のタクシン元首相の影響力排除に腐心している。暫定政権側はクーデターに踏み切った理由について、タクシン氏を支持する勢力と反タクシン派の対立が解消されなかったためと説明している。
しかし、実際にはタクシン支持派が王制や軍に批判的だとして、支持派の勢力をそぐことが国内の安定につながると判断し、さまざまな施策を行った。タクシン氏に近いとされた人物を省庁や公的機関の主要ポストから外し、さらにタクシン氏寄りとみられるジャーナリストや研究者にも出頭を求め、タクシン氏の擁護や軍政批判を行わないよう命じた。応じなければ拘留やパスポートを取り消すなどして、タクシン支持勢力への圧力を増してきた。
