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【イスラム国】処刑、洗脳教育、少女に結婚強制…残虐行為の実態、国連報告書で明らかに

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【イスラム国】
処刑、洗脳教育、少女に結婚強制…残虐行為の実態、国連報告書で明らかに

説教を行う過激派「イスラム国」のバグダディ指導者。7月、イスラム国のウェブサイトで映像が公開された(AP=共同)

 【ベルリン=宮下日出男】イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」がシリアの支配地域で行う、生々しい残虐行為の実態が国連の最新の報告書で明らかになった。報告書は処刑などを通じて「恐怖による支配」で住民に従属を強いていると非難しており、「人道に対する罪」や「戦争犯罪」で責任者を追及するよう国際社会に求めている。

 報告書は14日、国連人権理事会が設置したシリア情勢に関する国際調査委員会が公表。支配地域に残る住民や避難民ら300人以上から聞き取りを行った。

 報告書によると、イスラム国の戦闘員らは反抗的とみなした住民を処刑、遺体を人目につきやすい広場につるすなどして住民に恐怖心を植え付け、服従を強いているという。

 さらに報告書は、子供たちを戦闘員として育てるため、教育を通じて洗脳していると指摘。過激な暴力に対する抵抗感を失わせるため、シリア政府軍の兵士を大量に処刑した際の映像を見せている事例も挙げた。

 女性は服装なども制限され、少女を含めて未婚の女性は強制的に戦闘員との結婚を迫られているという。イラクから誘拐されてきたクルド人の少数派ヤジド派の女性は奴隷として売買されている実態も明かした。

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