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日中韓首脳会談に意欲を見せ始めた韓国 中国の動向が刺激に

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日中韓首脳会談に意欲を見せ始めた韓国 中国の動向が刺激に

 【ソウル=名村隆寛、北京=川越一】韓国が、日中韓3国による外相会談と首脳会談の早期開催に意欲を見せ始めている。先に北京で実現した日中首脳会談を強く意識したもので、対日関係改善に向きつつある中国の動向を受けた判断とみられる。

 韓国の朴(パク)槿(ク)恵(ネ)大統領は13日、訪問先のミャンマーで、「遠くない将来の日中韓外相会談と首脳会談を希望する」と発言。これを受け、大統領府の朱(チュ)鉄(チョル)基(ギ)外交安保首席秘書官も14日、3カ国外相会談の「12月末前後の開催に向け努力している」と述べた。慰安婦問題などをめぐり日韓関係が停滞する中、2年半開かれていない3カ国首脳会談についても、日中・日韓関係の悪化が背景にあった。

 北京で10日に行われた日中首脳会談について、韓国では、習近平国家主席の安倍晋三首相への冷遇とも見える態度が派手に報じられるなど、当初は日中関係の根本的な改善につながらないとの意見が目立った。

 しかし、韓国と対日歩調を合わせていた習主席が安倍首相と会談したことを評価する日本メディアの論調などを受け、韓国メディアも「国益を重視する日中首脳が見せた現実外交を直視すべきだ」と、名分にとらわれ過ぎた韓国政府の外交姿勢を問題視しはじめた。

 歴史認識問題をめぐって、中国と共闘し“日本の孤立”を叫んでいた韓国だったが、安倍首相との首脳会談をいつまでも拒み続けているのは「自分たちだけ」という現実に気付いたといえる。

 ただ慰安婦問題など歴史認識での譲歩の姿勢はなく、中国にも足をかける形で、中韓対日共闘への期待も持ち続けている。

 一方、中国外務省の洪磊報道官は14日の定例記者会見で、韓国の朴大統領が日中韓3カ国首脳会談の再開を提案したことについて、「中日韓の協力の前向きな発展のために、日本が良好な雰囲気をつくることを望む」と述べた。

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